マークSATOの面白音楽講座2

エピソード編2

逆さ言葉にびっくりした私ですが、もっとびっくりしたのは数字の数え方でした。
ジャズのジャの字も知らない、楽譜もまともに読めない私でしたので、「自分!歳はいくつや?」と訊かれて「22です」と答えると「ほう、でーでーか」と返って来て、ハァ?なんじゃそりゃ?・・・

これは実は音楽家独特の数え方で、このことから奇しくも音楽の基本を学ぶことになったので今となってはただ感謝あるのみなんですが。
音階の基本の音階であるドレミファソラシドはそれぞれC.D.E.F.G.A.Bと名前がついています。
しかもドイツ語読みでツェー、デー、エー、エフ、ゲー、アー、ベー、と発音し、さらに数字で1,2,3,4,5,6,7と割り振られています。
ですから22はデーデー(正確にはデージュウデー)という事になるわけです。

ただ、少しややこしいのはエーはAと間違えやすい(か、どうかわかりませんが)のでここだけ英語読みのイーと発音します。
さらにもっと不思議なのはBをベーと読むのがドイツ語読みですが、英語読みのビーとは言わず文字表記はHで読みはハーと読ませます。
ですので37は「イージュウハー」という事になります。
ただし、keyやコードを表すBはビー、Bbはビーフラットといいます。この辺りは少し面倒ですね。
鍵盤

上記の表はピアノ鍵盤を表示していますがCから次のCに至るまでの12の音(これを1オクターブといいます)を表しています。実際にはこの塊が左右に約3つづつ加わるわけですが、右に行くと音が高くなり、左に行くと低くなるわけです。
これはいわゆる西洋音楽の基本を表示してるに過ぎないわけですが(実際のピアノでは全部で88の音が奏でられるようになっています)、自然界にはもっと複雑な音もありますし、アフリカやアラブ、南米、アジア諸国さらに沖縄や邦楽(日本の伝統音楽)ではこのような音階であらわすことはできません。

14世紀から18世紀にかけてイギリス、スペイン、ポルトガル、オランダなどのヨーロッパ各国が他の地域に進出したのと時を同じくして音楽文化が世界に広まった結果、クラシック音楽の技法が世界の主流になっていったのかも知れませんね。
日本もその例外ではなく、滝廉太郎、山田耕筰など明治期の音楽家の衝撃は比べ物にならないくらい大きかったろうと想像します。もっとも日本の古典音楽はそれまで学術的に統一されたものはなかったと思われますので、案外すんなりと受け入れられたのかもしれませんが・・・

ということで音階を数字で表す(その逆も)というのは理にかなった方法といえます。
後々音楽の勉強を進めていくうえで大変役に立ちました。
音楽は数学に通じるものがあって、音の発する周波数や、5度圏といわれる完全5度のサイクルなど数字がすべてを支配しているといえなくもないです。感情の表現さえも数字に影響されますからね・・・
その意味で音を数字で考える感覚というのはとても大切な要素なんです。

でも、そこまで考えれるようになったのはずいぶんと後のことで、当時は理解するのが結構大変でした。
当時のジャズメンの間で交わされていた会話の中で、主に使用されたのは年齢とギャラ(給料)の数え方です。
私が入ったころはまだ仕事がたくさんありましたので、演奏の休憩中に喫茶店でコーヒーを飲んだり、帰宅途中に最終電車が来る前まで今でいう「居酒屋」あたりで安酒を飲んでると、他の店で働いているバンドマスターがやってきて、「youは今いくらもらってんだい?」などと声を掛けられる。
「デーゲー(25万)です。」「そうか、じゃあイージュウ(30万)出すから来月からうちに来てくれないか」。
などという会話がしょっちゅうありました。なにせ人手不足ですから少しでも弾けるという評判が立つとすぐ引き抜きの話があっちこっちからかかってくるわけです。
さらに「バンスもええで!」という誘い水も向けてくる。

バンスというのは前借金のことで、楽器を買ったり部屋を借りたりするときにまとまったお金が必要になったとき、バンマス(バンドマスター)があらかじめその人を拘束するために前貸しする事なんです。
バンスをすると返すまではそこにいないといけないので人材確保には有効な手段でしたが、そのバンスをさらにバンスさせて引き抜きをしようとする他のバンマスもいましたから安心はできません。
バンマスというのは他のメンバーより数段偉くてお金持ちだったのです。

かなり昔の映画ですが「上海バンスキング」(1984年)というのが上映されましたが、文字通り上海のジャズメンが借金しまくるお話でした。

話が少しそれましたが7まではお判りいただけたと思いますが、では8,9,10はどういうのかという疑問がわくと思いますのでお答えします。

8はオクターブ、9はナイン、10はそのままジュウです。
例えば8000はオクターブセン、90000はナインマン、1000はツェーセン、100はツェーヒャク、10はツェージュウということになります。

この数字を音階で表現するのはジャズメンだけでなく実は音大の学生さんも使っているようです。
彼らの遊びで「9万円を3か所に分けて隠しました。さぁどこに隠したでしょうか?」という問題があります。
いきなりの問題ですがどうでしょう?

なぞなぞみたいな問題ですが考えてみてください ( ^∇^)

 

 

 

 

 

 

 

 

わかりましたか?
ヒントは歌の中にあります

 

 

 

 

 

 

答えは童謡「汽車」に隠されています。

  1. 今は山中 今は浜 今は鉄橋渡るぞと・・・・

    これでもわからない人はメールください(笑)

 

 

ということでまた次回。

 

 

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