マークSATOの面白音楽講座3

音楽の3要素 リズム編

世の中にはありとあらゆる3要素があります。
有名なところで窒素、リン酸、カリウムが肥料の3要素といわれてますよね。
身近なところでは栄養の3要素といえば、炭水化物、たんぱく質、脂質と答えられる人もたくさんおられると思いますが、では国家の3要素とは?、豪邸の3要素とは?燃焼の3要素は?などといわれたらそんなにはさっと答え
られる人は多くないんじゃないかと思います。

これらはさほどどうでもいい事ですが、せっかくですので国家の3要素とは、領域・国民・主権。豪邸の3要素とは、広い・高級な素材の使用・家以外にもお金をかけている。燃焼の3要素とは、可燃物・酸素供給体・点火源だそうです。

音楽も例にもれず3要素は存在します。音楽に携わっている人は答えられると思いますが、メロディ(旋律)・リズム(律動)・ハーモニー(和声)、この3つが音楽の3要素と呼ばれています。
ですが最近この要素に当てはまらないと思われるジャンルも出てきました。若者の間で主流になりつつある“ラップ”というジャンルなんですね。

ということで、通常ですとメロディからお話しするところですが、つい最近、歌手の吉幾三さんが“TSUGARU”という日本版ラップの曲を発表されましたのでリズムの話から始めてみたいと思います。

ラップは基本的にメロディと呼ばれるものがありません。いってみればリズムに合わせて言葉を羅列しているだけです。よく言えば魂の叫びともいうんでしょうかね。
この“TSUGARU”などはイントロがあってエンディングもある。よく聴くと言葉にもメロディらしきものが感じられるので正統派のラップとは言えないかもしれませんが、まぁラップの一種といえなくもないです。

今から考えると日本版ラップの走りといわれるものもやはり吉幾三さんの1984年の「俺ら東京さ行ぐだ」でした。
この曲は歌の前半がラップ調であとは普通の構成になっています。
このパターンは日本のラップでは結構取り入れられています。

本格的なラップといえばやはり洋楽でしょう。下記の曲はその代表的なものですが、モノによってはイントロもエンディングもなく、いきなり始まっていきなり終わったり、コードも全く移動せず、リズムだけがあるという状態のパターンも多くあります。

こうなると音楽の3要素の1つしか当てはまらないわけで、これで果たして音楽といえるのかどうか?という疑問が出てきます。私には“お経”とあんまり変わらないんじゃないかと思えるくらいです。
余談ですが“お経”はお坊さんの声の抑揚がありますので、あれはあれで立派なメロディを唱えてるといえなくもないですが・・・

まぁ、でも音楽の3要素も単に西洋音楽の決まり事にすぎないですから、時代が変われば新しい形の“音楽”が出てきても決して不思議ではないですよね。
日本の伝統音楽にもメロディ、リズムはあるけれどハーモニーがないといったこともありますから、3要素すべてがそろっていないと音楽ではないなどと声をはり上げるのも野暮なことかもしれません。
いろんな形の音楽があってしかるべきなんでしょうね。でも、リズムというのは何も音楽だけに限ったことではなく、日常生活のすべてがある一定のリズムで営まれているのでとても重要な要素になっています。
人間の体内さえも脈拍という一定のリズムで活動しているわけですから、リズムがなければすべてが非常に不安定になるという事になります。音楽でのリズムも速い遅いの違いはあっても常に一定に流れています。リズムあってのメロディであり、ハーモニーですので3要素のうちでも最も大切な要素といえるのではないですかね。

音楽でも生活の中でも自然に流れているものがリズムであり、普段はそれと全く気が付かないくらい溶け込んでい
るものがリズムといえるかもしれません。

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