音楽家になるには!

音楽家をめざすあなたに!

音楽家になるにはどうすればいいのか?
結論から言いますと誰でもいつでもなれます。
「今日から私は音楽家です」と宣言するだけでOKです。
認めてくれるかどうかは別問題ですが・・・( ´艸`)

一口に音楽家を目指すといっても多種多様な種類があります。
大きく分けて次のようなものがあります主なものでざっとこのくらいあります。

1、演奏家
2、作曲家、作詞家、編曲家
3、マニュピレーター
4、指揮者
5、音楽コンサルタント(指導者含む)

・演奏家は文字通り楽器を演奏したり、歌手になったりですがそれぞれ専門の道があります。通常は音楽大学や専門学校で技術を習得するのが一般的ですね。クラシックの世界では権威ある先生に師事したり、◯◯コンクールなどで優勝すると演奏家としての道が開けますが、ただ音大を卒業したというだけではなかなか厳しい世界です。
伝統的な邦楽の世界では家元制度的なものも残っているようです。

・作曲家も特にクラシック系は音大で習得するのが早道ですが、ポップス系は専門学校くらいしかないですね。尤も近年では音大にもジャズ科、ポピュラー科などがありますのでそちらに行く人も増えてきました。作詞家は特に公になった育成というのは私の知っている限り聞いたことがありません。昔はシャンソンの詩を翻訳あるいは独自の解釈で日本に紹介するような方もいらっしゃいましたが・・・編曲家はジャンルを問わずオーケストレーションというものを会得しないと簡単ではありません。つまり楽器の特性を理解したうえでセンスが求められる結構厳しいものです。

・マニュピレーターというのはコンピューターを操ってバンドの幅を広げてくれるというものです。あらかじめ色んなデータを作っておいて生演奏の場でそれを挿入したり、ドラムだけでは足りない補足のリズムをシーケンサーを使ってよりかっこよくみせたりと今のポップス現場では欠かせなくなっています。
SEKAI NO OWARIのピエロの人といえばわかりやすいですかね

・指揮者も基本的には音大で習得するのが一般的です。
クラシックのみならず、ミュージカルやテレビの音楽番組での大編成のオーケストラなどでは需要があります。

・音楽コンサルタントとは実際に職業として成り立っているかどうかは不明ですが、とにかく音楽のことなら何でも知っている。この人に訊けば何でも答えてくれるというくらいの知識を持っている人ですね。例えば全国の学校の吹奏楽部に行って技術的なアドバイスをしたり、音楽の指導者に指導法を教えたりと高度な経験と技術が求められます。

そのほか音楽にかかわる仕事というのはおそらく山ほどあると思います。録音スタジオで演奏者をサポートするミキサーであったり、次のアルバムを出す時に総合的に判断するプロデューサーだったり、著作権の管理をする人であったり様々です。

ただ、音楽家といえるものは定義は難しいですが基本的にはそれで生活している人となるんでしょうかね?
で、冒頭のどうすれば音楽家になるには?に戻りますが、誰でも宣言すれば音楽家になれますが、そう考えるとある程度の収入が保証されないと周囲も認めてくれないということになります。

韓国では音楽家になるには国家試験のようなものがあるようですが、日本ではそのようなものはありません。
そういうものがあればいいですよね。自分自身のためにも職業としての音楽家の地位向上のためにもね。

日本でも20年位前から日本の文化予算の低さを懸念されていた国会議員の方々が超党派で音楽議員連盟を作り、音楽家の地位向上を目指すべく音楽文化創造という財団を作って活動をしています。そこでの音楽検定(音検)は、特に一級の検定はなかなか価値のあるものと思います。琴や三味線、長唄といった邦楽の知識もないとこの検定は合格しません。5級くらいから始めると段々と知識が広がるようになっています。

また、生涯学習の一環として洋楽、邦楽を問わず地域に根差した音楽の普及を目指して生涯学習音楽指導員という資格も講習によって取ることができます。ちなみに私は音検2級、生涯学習音楽指導員B級という資格を持っています。
どこまでも一番上には行けないようです( ´艸`)

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