戦争下のW杯
カタールでは連日サッカーのワールドカップで世界中が一喜一憂している。
我が日本もドイツ、スペインに勝って日本中が沸きに沸いている。残念ながら今回もベスト8の壁は越えられなかったが、にわかファンも含めておおいに楽しませてくれたことは称賛に値するし、感謝しかないと思う。
元監督の岡田武史氏は今後の課題で今以上のことを望むには組織に埋もれない個の力も必要であり、世界を経験した指導者が現れることを望むというようなことを言われていましたが、おそらくそうなんでしょう。ブラジルの戦いなど見るとまさにその通りと言わざるを得ませんが、一方でポルトガルの大スターであるクリスティアーノ・ロナウドを先発から外し、代役の選手が大活躍するようなことも団体競技では起こりうるので一概には言えません。もっともロナウドの場合は単に力衰えただけかもしれませんが・・・
一方音楽やアートにかかわる人々は基本的に個人競技(?)ですので個の力が全てです。こと仕事に関して要求はあっても協調を求められることはほとんどありません。個性が発揮されなければ消えていくだけになりますのでやりがいがあるとも言えます。
日本人は教育のせいかもしれませんが個よりも団体を重んじる傾向にありますのでボクシングの世界戦よりもW杯の世界戦のほうがしっくりくるのかもしれませんね。
しかし団体といっても戦争となると話は別ですよね。
今、ウクライナとロシアの戦争はもうすぐ1年になろうとしています。本日12/7にはロシア国内の基地に攻撃があったというニュースが飛び込んできました。こうなるといつ核兵器が使われても不思議ではないところまで緊迫した状況といえますが、かたやW杯で熱狂の世界が繰り広げられている。このギャップはどうしたら埋めれるんでしょうか?
実際に決勝までに核兵器が使われても試合は行われるんでしょうか?
私自身は音楽のことだけを考えて生活できればこの上ない幸せですが、ネットの時代世界のどこで紛争が起きてもすぐさま世界中に広がるし、個人のサーバーさえもいつサイバー攻撃を受けないとも限りません。
物価はどんどん上がるし、収入は増えないし・・・
戦争のことも含めてまったく先が読めない不安定な時代になってきましたが、そんな中でも何かをやり続けることが生きる希望につながることを切に願うしかありません。
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