サブスク高音質配信

エジソンが蓄音機を発明した1887年からおよそ140年あまり。
それ以降音楽を楽しむメディアの主流は1980年代前半までレコードでした。
それから2000年代前半まではCDが圧倒していましたが、2010年にはそのCDのシェアも50%に落ち込みました。意外とCDの時代は長くはなかったんですねぇ。
        30秒でわかる、音楽メディア30年間の変遷の歴史 

その間録音専門家的にはDATやら一般にはMDなんかも登場しましたがそれらはあっという間に消え、代わって登場したのがダウンロード配信ってやつです。
インターネットの爆発的な普及と技術革新で一度に数千数万曲も保存ができるipodなんてのが出てきて・・・
恐らくこのipodの登場が音楽配信の歴史を大きく変えたのではないかと思います。

youtubeのおかげ(?)で好きな音楽はほぼ聴き放題、音楽出版社やアーティストがいくら防御しても著作権が守られることが難しくなった現在、メーカーもそれならとCDの制作をやめて配信に力を入れるのは自然の流れともいえますね。

そこで、表題の「サブスク高音質配信」ということになるんだそうですが、サブスクとはサブスクリプションの略で一定期間一定料金で無数の曲を聴き放題ということらしいです。
そういえばillustratorやPhotoshop、さらにはExcel,Wordといったソフトも最近では単発で購入することはできず月間や年契約になっています。これもサブスクというんでしょうかね
それはともかくいくら音楽好きでもひと月数千曲聴くのは至難の業でしょうが今までのように1枚1枚買っていたのでは楽しみもある代わりに保管場所に困るというジレンマもあります。
その意味では場所を取らない「サブスク高音質配信」というのは意味があるのかもしれません。

さらに高音質配信というのがミソで、今までのダウンロードはCDの音質を10分の1ほどに圧縮したもので容量が軽かったのでその分音質が落ちるといわれていました。(実際に音質の悪さを聴き分けれる人はほぼ皆無と思われますが・・・)それが高音質で聴けるのは昔名曲喫茶でLPレコードをJBLのでっかいスピーカーで聴いて酔いしれた感動と同じようなものなんか、それとはちょっと違うかな・・・

でもまぁすべてはデジタル技術が進歩したおかげなんでしょうがいいのか悪いのかそのどちらも当てはまるような時代になってきましたね。音楽評論家の萩原健太さんがいうように「ジャケ買い」がなくなるのはさみしい気もするし、それ以上に音だけだとジャケットをみながら友人と語り合うというような共有部分がなくなるのが・・・
いや、元々音楽は個人の密かでささやかな楽しみですから昔からそれも何も変わっちゃいないのかもしれないのでそれもよしとすべきですよね
LPもカセットも風前の灯火ではあるけれどまだ消えてはないし、個人の楽しみ方が増えたと思えば良き時代なのかもしれません。

参考記事(有料配信):(ポップスみおつくし)サブスク高音質配信 萩原健太・音楽評論家

 

 

 



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